我が家のホルスフィールドリクガメの飼育環境を紹介します。
今回はケージ,保温,床材が中心です。
ケージ(飼育容器)
トロ舟を使っています。
トロ舟とはセメントなどを練る時に使うプラスチック容器です。
トロ舟を使う特別な理由はありません。
たまたまあったから使っています。
大きさはだいたいですが,長さ 680 mm,幅 430 mm,高さ 200 mm です。
亀は隠れるのが好きですから,透明ではないというのはメリットかなと思います。
頑丈ですので,洗うときも雑に扱っても壊れません。
高さには不安があります。
うちの子は越えられないと思いますが,そもそも乗り越えようとしているところを一度も見たことがありません。
ケージ内の温度などが気に入らなくて出ていきたいときには,穴を掘って出て行こうとします。
ケージの置き場所
トロ舟はスチールラックに置いています。
紫外線灯を吊るしたり,扉をつけたり,電源ケーブルと通したりといったことが比較的簡単にできますので,気に入っています。
保温
日中はバスキングライト,夜間はホットカーペットです。
バスキングライトは,気温に合わせて 50W と75W を使い分けています。
真夏は食事のときだけバスキングライトをつけます(もちろん紫外線を照射する蛍光灯もつけます)。
それ以外は食事までにバスキングライトをつけて,徐々に体温を上げるようにします。
ホットカーペットは,冬にケージ全体の温度を下げないために使います。
ホットカーペットの上にトロ舟を置きます。
このやり方だと床面は温まりますが,空気はあまり温まりません。
そこで,冬はトロ舟を置いているスチールラックをプチプチで覆っています。
30°に設定しておくと,トロ舟の内部は25°前後になります。
床材
いわゆる床材は使っていません。
以前はクルミの殻を砕いたものなどを使っていましたが,あるとき使うのをやめてしまいました。
おしっこをしたとき,床材を通り越してケージの床面まで流れていくことが多いのですが,そんなとき,その汚れた床面を洗うことができないのが気になっていました。
そして,ホットカーペットをケージの下に置くようになったとき,ホットカーペットの断線が起きやすくなるのが心配になり,少しでも軽くするために床材をやめてしまいました。
床材のかわりに,ケージの半分にフリースの生地で作った亀用の「布団」を敷いています。
寝るときはその「布団」で寝ます。
日光浴用のライトが当たっている側にはスレートプレートを置いています。
スレートプレートとは,天然の岩石から作られたお皿です。
よく温まりそうですし,爪も削れます。
亀にとっていい環境なのかどうかが分からないのですが,いまのところ,目立った問題は生じていません。
掃除はしやすくなり,床材購入費がいらなくなりましたので,飼い主は楽になりました。
飼育書では床材を使用する方法がほとんどですが,「爬虫・両生類ビギナーズガイド リクガメ(大谷勉 著)」で人間用のマットを使う方法が紹介されています。
シェルター
トロ舟の 1 / 3 を覆うように,ベニヤ板で蓋をしています。
寝るときは,床材のところで説明したとおりで「布団」です。
ホルスフィールドリクガメは穴を掘ってその中で寝る習性があります。
寝たいときにはケージを隅をずっと掘っています。
そんなとき,亀全体が隠れるように「布団」をかけてあげると,安心してすぐに寝てしまいます。
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